2018/12/08 07:55

編み物をしていると「ドイリー」という言葉をよく目にします。あまり一般的な言葉ではないと思うので、ちょっと解説です。



【ドイリー】
卓上用の小さな敷物。考案者である17世紀後半の服地商人ドイリーDoylyの名をとったもの。本来はデザート用の小ナプキン、食卓のフィンガーボウルなどの下に敷く敷物のことをいい、現在ではテーブルや鏡台などの小形装飾ナプキン(敷物)の総称として使われる。丸形が多く用いられていたが、現在では小判形、ハート形、四角形、長方形などその形もさまざまである。



実際には編み物だけでなく、刺繍やパッチワークなどのものも、インテリアとして使用されていて、コースターや花瓶の敷物など用途は様々です。最近では、横に張ったヒモに留めて、ガーランドとしてアレンジされたり、ランプシェードに貼って影を楽しまれたりしています。



私のミニチュアタティングレースは、ドールハウスでしか本来の「ドイリー」としては利用できませんが、ガーランドやモービルなどヒモとの組み合わせで、かわいらしいインテリア雑貨にもなりますし、クリスマス飾りとしても気に入っていただけると思います。

薄さと軽さも取り柄のひとつですので、コーティングしたり、貼ったり、色んなアレンジで楽しんでいただけたら幸いです。


糸アート作家 noA

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