2019/02/01 09:10

古代エジプトの時代から編み物は盛んで、中世ヨーロッパでは、美しいボビンレースやニードルレースは『糸の宝石』とまで呼ばれて重宝されていました。



日本のレース編みや編み物の歴史を調べてみても、ほとんど何もでてきません。網とかカゴとかはあっても、明治になるまで羊がいなかったので、衣服としての編み物が定着しなかったようですね。

日本の古代の人は、「編む」より「織る」方に美しいものを見つけてしまったのかもしれません。



昭和に入って、ニットが生活に馴染むにしたがって編み物も家庭に定着していき、タティングレースも戦後少しずつ広まっていきました。最近では本やお道具も様々販売されていて、100円ショップでシャトルを見ると、認知されたのかなと嬉しくなります。



タティングレースは、手間も時間もかかって大量製作できない、いわば贅沢品。ひと目ひと目、ひとつひとつ丁寧にゆっくり作っていく良さが、レース編みにはあるのではないかと思います。

通常のレースより、もっともっと繊細なものが欲しいなと思われたら、当店のレースをご覧ください。「糸の宝石」?に見えたら嬉しいです(^-^*)


糸アート作家 noA

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